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活動学生による授業アンケート

Good Practice 2017年度春学期

ウエルネスと身体

笹川 慶(文学部保健体育研究室 常勤嘱託講師)

受賞のコメント

今回のGood Practiceは、これまで皆様から頂いたご指導・ご支援が実を結んだものだと考えております。特に保健体育研究室の皆様には、これまでたくさんのことをご教授くださり、深く感謝しております。今後は、学生がさらに深い「身体知」を獲得できるよう、日々精進してまいりたいと考えております。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

学生のコメント

  • 授業の内容がパワーポイントなどを使っていて分かりやすく、そして充実していた
  • 教授と生徒が積極的にコミュニケーションを取り合って、活発な授業だったと思う。楽しかったです。
  • ストレスと健康の関係については前々からなんとなくは知っていたがストレスをポジティブに捉えられれば自分の為になると言うことを知れて良かったから。実技ではコミュニケーションについて改めて必要性を感じさせられたから。
  • 先生が私たちと同じ目線に立って活動してくださって、リラックスしながら講義に取り組むことが出来た。また、一方的な講義ではなく、グループで話し合ったり、自ら考えさせるような時間を作ってくださった。
  • 色んな人とコミュニケーションを取れたから

講義概要

この授業では、身体的、精神的、社会的良好さを求める概念である「ウエルネス(全人的健康)」へのアプローチに必要な科学的知識を理解するとともに、他者・外界とのコミュニケーションや自己表現に欠くことのできない媒体である身体に着目し、メディアとしての身体の視点からアナログな身体の営みを探り、他者とともに生きるための「身体の知」の獲得をめざす。現代のデジタルな知識優先の社会環境下で生きる学生にとって、上記視点から自己のライフスタイルと身体を見つめ直すことは、健康で自由な自己表現を求めて生きる人間の原点を問う作業であり、同時に他者との共生への扉を開くことでもある。

到達目標

  1. 身体的、精神的、社会的に良い状態「ウエルネス(全人的健康)」を獲得するための知識・技術を身につける。
  2. 他者・外界とのコミュニケーションや自己表現に欠くことのできないメディアである身体に着目し、他者と共に生きるための「身体知」を体得する能力を身につける。
単元ごとの目標
  1. ①スポーツと身体・身体文化
    スポーツの意味や歴史、政治や経済、教育との関係について学び、そのあるべき姿や身体をめぐる思想や文化について考察することにより「人間とは何か」や「人間らしい生き方」について探求する能力を身につける。
  2. ②健康のリテラシー
    ウエルネスを獲得する具体的な方法としての「運動」「食事」「休養」「ストレスマネジメント」「ソーシャルサポート」についての科学的知識を学び、巷に広がる言説に惑わされることなく自分自身のライフスタイルを構築し、知識を生きる知恵として実践に活かす能力を身につける。
  3. ③身体のレッスン
    「身体を感じる」と「身体で感じる」ことに挑戦する。鏡に映った身体ばかりを気にするのではなく、鏡には映らない身体にも深く注意を向ける。身体に気づき、「身体をひらく」ことによりあるがままの自己を理解し、心をひらく糸口を見つける。そして、その糸口から外界や他者とのコミュニケーション能力を向上させる。
  4. ④フィットネス
    「環境に適応する」という体力の本来の意味に立ち返り、自分自身の身体の状態を測定して客観的データを得るとともに、運動不足によって生じる筋力、持久力、柔軟性の低下を改善するための科学的トレーニング方法を学習し、体験し、自分にあった持続可能な有意義な運動習慣を身につける。

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