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ニュース FD委員会の活動 2022年度

【2022.09.22実施 Start-up Sophia】研究インテグリティ-国境と学際を越える研究活動に向けて-

タイトル:研究インテグリティ-国境と学際を越える研究活動に向けて-

日 時:2022 年9 月22 日(木) 14:00~15:30

実施方法:ハイフレックス形式

講 師:鎌田 武仁氏(本学特任教員)

共 催:研究推進センター

参 加 者:22 名(教員:10 名、職員:8 名、大学院生:4 名)

内 容:

当講演会は、若手研究者及び大学院生(プレFD)を主対象として、「研究インティグリティ」についての理解を広げる目的で開催した。

「研究公正」と訳される「研究インティグリティ」は近年、急速に注目を集めている概念で、米国を筆頭に先進各国で取組が開始され、日本においても2021 年度に内閣府が着手している。しかし、「研究インティグリティ」の各国での定義は未だ定まっておらず、この概念をどのように理解し研究環境を自発的に構築していくかは、今後、官公庁からの規制・管理が強まるであろうと推測される中で、喫緊の課題となっている。

本講演では、この課題について、下記の観点から解説がなされた。

・研究とは(なんのために研究をするのか、どのような貢献をしているのか)
・World Conference on Research Intigrity(「ケープタウン宣言」、アフリカ等を研究対象とする研究者にアフリカ出身の研究者がいない研究のあり方の歪み、本学の研究のあり方の根底にあるべき「他者のために、他者とともに」の精神)
・国際共同研究と学際研究(責任/制裁の主体の所在、出版の際の言語、規範となる研究者像の違い、習慣の違い、法制度の違い、データの扱いや研究方法の違い等)
・研究インティグリティと研究不正(内閣府の動向、研究不正に関する研究結果:米国では公的資金を獲得している研究者6 人/1,000 人が不正に関連したと回答、疑わしい研究行為)
・研究インティグリティに関わる諸問題(Responsible Conduct of Research、研究倫理審査、AI を研究に用いることへの許容度、国勢調査データの取扱い、SNS データの利用、SNS による発信)
・文化的背景に関わる諸問題(言語、ニュアンス、国によって異なるスケジュール・大型連休など、クマのプーさん、白雪姫などの事例)

 


当講演会の動画・資料については動画アーカイブに掲載されています。

動画を視聴いただき、視聴後アンケート(https://forms.office.com/r/0bXWngHABU)にご回答いただくことで、FD活動への参加として取り扱います。

※動画アーカイブのページは、学内IPアドレスをお持ちの方のみアクセス可能です。

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