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ニュース FD委員会の活動 2021年度

2021年度秋学期EMI-Share 活動報告

2021年度秋学期に開催致しましたEMI-Share Lunch Gathering Sessionについて、以下の通りご報告いたします。

 

【第1回】

タイトル:英語で授業をする教員のランチタイム Online 交流会/Teaching in English Lunchtime Online Gathering

日  時:9月 17 日( 金 ) 13時00分~14時00分

場  所:Zoomによる開催

進  行:川西 諭(経済学部)

開  催:上智大学FD委員会・言語教育研究センター共催

参 加 者:11名(講師・ファシリテーターを除く)

内  容:

当セッションの目的は、新型コロナウイルス感染症の流行により教員間の交流・情報交換が難しい現状の中で、専門科目、語学科目を英語で授業をする教員が交流できる場をオンラインで作り、授業についての課題・工夫などを共有することだった。

まず初めに、講師よりJamboardの使用方法、自己紹介や意見交換の方法について説明があった。

その後、参加者を2つのグループに分け、自己紹介(氏名・所属・担当科目・研究内容等)を行ったのち、オンライン授業で工夫している点等の意見交換を行った。

参加者にとって、対面でのコミュニケーションが難しい中で、お互いの授業内での工夫・研究内容について共有しあう貴重な機会となった。

 

【第2回】

タイトル:Language awareness in EMI:Theoretical concepts and practical tips for content specialists

日  時:11月 22日(月)  12:45-13:20

場  所:Zoomによる開催

講  師:池田 真(英文学科)

開  催:上智大学FD委員会・言語教育研究センター共催

参 加 者:4名(講師・ファシリテーターを除く)

内  容:

まず初めに、講師が簡単な自己紹介をしたのち、「内容+言語」が統合されるさまざまな指導法(CLIL、CBI、Immersion、EMI)について、それらの類似点と相違点が説明された。

類似点:教科やテーマなどの内容のあるものを学習の中心に据え、学習のためのツールとして言語を使う。

相違点:「言語教育」を含むことが意図されているか(または偶発的にそれを学ぶか)や、(特にCLILは顕著だが)教育的価値に重きを置くかどうか。

 

次に、CLILにおける言語認識のサイクル(①言語のタイプ(BICS、Classroom Language、CALPの3タイプ)を学ぶこと②学術的な公式ではない言語を使用すること③文法等の形式に着目すること④相互のコミュニケーション(IRF exchangeとDialogic exchange)をとること⑤母語として使用する)の概要の説明の後、例を示しながら順に紹介がされた。

 

上記のサイクルの要素を取り入れることで、EMIの授業において学生の学びの効果を最大化するために役立つということが、理論的な背景とともに説明され、また実際にそれを支援するテクニック等の紹介もされることで、参加者にとっても非常に有意義なセッションとなった。

 

【第3回】

タイトル:Changing approaches to assessment in EMI: putting our experiences into better practice “post-pandemic” whilst maintaining academic integrity

日  時:12月 15日(水)  12:45-13:20

場  所:Zoomによる開催

講  師:Morgan L. THOMAS (Faculty of Science and Technology)

開  催:上智大学FD委員会・言語教育研究センター共催

参 加 者:7名(講師・ファシリテーターを除く)

内  容:

このセッションの目的は、コロナ禍で授業を実施するなかで学んだことをはじめ、特に評価基準について教育の質を保つためにどのような工夫をしているか共有することだった。

まず初めに講師から簡単な自己紹介があり、普段自分がどのような授業を持っているか、どのような評価基準を選択しているか、またオンライン授業導入時に感じた難しさ等が紹介された。

その後、オンライン授業が導入されてから1年半が経過し、たくさんの教員が評価方法をオンラインやハイフレックス授業に適応させてきた経験を踏まえ、以下2つのトピックでグループディスカッションが行われた。

 

  • 授業を実施する中で、教育の質を維持するためにどのような工夫をしているのか。
  • 評価方法が多様化する中で、どのような方法を用いているのか。

 

①については、先生方から、「クラス内で学生同士のラーニング・コミュニティーを作っていること」「学生の自信を構築したり学生の進捗を管理したりするために、継続的な評価を行っていること」「授業前にオンラインでクイズを実施し、学生の既存知識を理解していること」等が共有された。②については、紙の試験の他に「Moodle」「Screencasts」「Turnitin」「Quick Marks」「Padlet」などのツールがそれぞれの参加者から共有された。

 

【第4回】

タイトル:Encouraging autonomy in online and face-to-face learning

日  時:2月21日(月)  13:00-14:30

場  所:Zoomによる開催

講  師:Maria Manzon (教育学科)

ファシリテーター:逸見 シャンタール(言語教育研究センター)

開  催:上智大学FD委員会・言語教育研究センター共催

参 加 者:教員5名(講師・ファシリテーターを除く)、学生8名

内  容:

このセッションは、講師が自身の授業の中で実施している「自律学習」について、実際にその授業を受講した学生と教員で意見交換を行い、教員が自身の授業に導入するヒントを得ることだった。

まずはじめに、自律学習とは、「学生が自分自身で責任をもって学習をすること」であることが伝えられ、講師が、授業内で、知識のインプット以外にも様々な背景を持った学生同士のグループワーク、外部の人へのインタビュー、それを踏まえ、Google Docs等で意見交換を行い、学生の自律学習を促していることが紹介された。その後、学生2グループ、教員2グループに分かれ、下記のテーマについて30分間話し合った。

 

  • 教室の内外での自律学習の方法
  • 生徒は自律学習から学んだこと
  • 自律学習のメリット
  • 自律学習の課題と解決方法
  • 授業で学んだ自律学習の活用方法

 

グループワークの後、各グループで話し合った内容について代表者から発表された。教員からは、例えば「卒業生を授業に招きインタビューを行い、受講生が将来について考えるきっかけを作っていること」「プレゼンテーション本番だけでなく、過程についても評価基準とし、学生の積極的な学びを促進していること」が発表された。講師の授業を受講した学生からは、「外部の人へのインタビューをすることによって、自身の学びが深まったこと」などが伝えられた。

 

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