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ニュース FD委員会の活動 2023年度

「専門家と考える「生成AI と上智の学び」_「生成AI(ChatGPT 等)と上智の学び」FD シリーズ(3)

タイトル:「専門家と考える「生成AI と上智の学び」」

日時:2023年5月17日(水)15:30~17:00

場所:Zoomによる開催

進行役:池田 真先生(学事センター長、文学部英文学科)

講師:田村 恭久先生(理工学部情報理工学科)、矢入 郁子先生(理工学部情報理工学科)

参加者:40名(教員:17名、職員:22名、中高教員:1名)

内容:

当講演会の目的は、ChatGPT等の生成AIの広がりを受けて、本学でも各授業における成績評価や不正利用に関する対策に加えて、教育や学びへの積極的な活用や中長期的な視点での教育や学びのあり方についても検討を重ねる必要があり、人工知能や教育工学を専門とする本学教員から話を聞く機会を設け、教員の生成AIへの理解を深めることだった。また、当講演会は、講師が作成したオンデマンド動画(「大規模言語モデル(LLM)とAI 技術のブレイクスルー」「生成AI がもたらす教育・学習の変化」)を事前視聴のうえ、当日参加する形式で実施した。

 

はじめに、池田先生から、当講演会の趣旨説明、事前挨拶が行われ、ChatGPT等の生成AIについて国内外の大学において様々な対応や対策が迫られるなかで、本学でも成績評価や授業における対応方針が発信されていることなどが説明された。

つぎに、講師から事前動画の概要説明が行われた。矢入先生からは、生成AIの仕組み、国内外での動向、今後人間に生成AIの節度ある利用態度が求められることなどが説明された。田村先生からは、今後教員は学生が生成AIを用いて楽をすることを防ぐ必要があること、そのためには評価方法を適応(アクティブ・ラーニングを評価基準に含むなど)して学生に到達できるレベルの困難を与え、一生懸命学習させる必要があることが説明された。

 

その後、池田先生から「仕組みと技術的限界の理解」「節度ある利用態度の模索」「自分の仕事や生活の効率化」の3つの観点から、参加者に質問、意見することが求められ、Chat GPTの仕組みや今後の動向についての質問、自身の授業でのChat GPTへの導入方法の相談等が行われた。実施後アンケートには、当講演会に参加し生成AIの仕組みや講師の考えを得たことで前向きに授業を実施できるようになった、今後の授業の指針を得たなどの感想があった。

今回の講演会を踏まえ、今後も生成AIについて理解する機会や教員同士で授業での導入方法等話し合う機会を作る必要があると考える。

 

 

以上

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