Newsニュース FD委員会の活動 2026年度

全学FDセミナー「日本の高等教育制度:大学設置基準、単位制の定義など」実施報告

タイトル:日本の高等教育制度:大学設置基準、単位制の定義など

日時:2026年7月28日(火)10:00~11:30

場所:Zoomによる開催

講師:池田 真  学務担当副学長/FD委員会委員長

話題提供:伊藤 あゆみ 氏(人事グループ)、鵜之澤 航平 氏(言語教育推進室)※職員自主ゼミメンバー

ファシリテーター:武田 なほみ 基盤教育センター長/FD委員会副委員長

討論者:木村 護郎クリストフ教授(外国語学部)、澁谷 智治教授(理工学部)

参加者:175名(教員:85名、職員:90名)

内容:

当講演会では、大学設置基準および単位制度の歴史的背景を踏まえながら、上智大学が推進する「深い学び」施策について共有された。池田副学長からは、1947年の大学基準協会設立時から継承される単位制度の考え方、1991年の大学設置基準大綱化、2022年改正による制度の柔軟化などが解説され、大学教育改革の流れが体系的に示された。あわせて、本学における単位の実質化の取り組みとして、2026年度から全授業で授業外学習時間の確保を前提とした教育設計を進める方針が説明された。キャップ制をセメスター20単位へ引き下げることや、シラバスに各回の授業外学習内容を明示する方向性など、深い学びの実現に向けた具体的施策が共有された。

続いて職員自主ゼミメンバーからは、中央教育審議会答申「我が国の『知の総和』向上の未来像」の概要が紹介された。少子化の進展や学生の学習時間不足を背景に、高等教育政策が『質』『規模』『アクセス』の三つの観点から再構築されていることが説明され、本学のカリキュラム改革や三つのポリシーの整備、カリキュラムマップ作成等との関連について解説が行われた。

最後に公開ディスカッションでは、授業外学習時間の確保と課外活動との両立、少人数教育を実現するための人的・時間的リソースの不足、AI活用のあり方などについて活発な意見交換が行われた。教職員が共通理解のもとで学生の学びを支えていく重要性が確認されるとともに、教職協働によるFDの意義が再認識される機会となった。