ニュース FD委員会の活動 2021年度
2021年度春学期EMI-Share 活動報告
2021年度春学期に開催致しましたEMI-Share Lunch Gathering Sessionについて、以下の通りご報告いたします。
【第1回】
タイトル:Sharepoint: Ideas for HyFlex
日 時:2021年5月28日(金) 12時45分~13時20分
場 所:Zoomによる開催
講 師:李 ウォンギョン(グローバル教育センター)
ファシリテーター:逸見 シャンタール(言語教育研究センター)
開 催:上智大学FD委員会・言語教育研究センター共催
参 加 者:35名(講師・ファシリテーターを除く)
内 容:
2021年度最初のEMI-Shareとして、「ハイフレックス授業」をテーマに開催された。ファシリテーターの進行の下、まず初めに、COILの概要とともに、導入が始まった2018年度から、実施手法にどのような変化があったかが講師から紹介された。そして、昨年度のオンライン授業、今年度のハイフレックス授業に対応するために、どのようにCOILを実施したのかが、豊富な事例とともに紹介され、本学におけるCOILの有用性が共有された。
次に、講師が今年度実施したハイフレックス授業を振り返りながら、どのような点を改善すべきであったか、また、円滑な授業実施のためにどのようなデジタル機器を使用すべきか等が説明された。
参加者からは、「オンデマンドや同時双方向型ではなく、なぜハイフレックス授業を選択したのか」、「ホワイトボード等への板書を、リモートで受講する学生にどのように見せたのか」などの質問があがった。実際の授業実施につながるさまざまな知見が共有され、盛況にうちに閉会を迎えた。
【第2回】
タイトル:Reducing anxiety for students in coursework
日 時:2021年6月23日(水) 12時45分~13時20分
場 所:Zoomによる開催
講 師:Edyta Dzieminska(理工学部),Graham Mackenzie(言語教育研究センター)
開 催:上智大学FD委員会・言語教育研究センター共催
参 加 者:11名(講師・ファシリテーターを除く)
内 容:
セッションの目的は、多くの学生が不安を抱えている状況のなかで、教員がどのように学生の不安を軽減しているのか、体験や考えを共有する場を作ることだった。
まず、講師より、アクティブラーニングが学生の不安軽減に有効である反面、学生の不安を増加させる側面もあることが説明され、学生の不安を軽減するために有効的なアクティブラーニングの方法が紹介された。たとえば、「学生に個人よりグループで課題に取り組んでもらうこと」「教員がグループワークの説明を明確に行うこと(書くことと話すこと、両方を組み合わせて説明を行うこと)」「学生にコミュニティーを築いてもらうように工夫をすること」が挙げられた。
次に、参加者自身がHSPに当てはまるかどうか確認するチェックテストがされ、HSPの特性(HSPは一種の個性であること、他の人が気に留めないような些細なことに気が付くこと、圧倒されやすい側面があることなど)について紹介された。その後、HSPの学生に接する際に教員が気を付けるべきことが説明された。
最後に、ブレイクアウトルームに分かれ、①HSPの学生に出会った経験、②学生の不安を軽減するためのアイディア、③授業内で学生の不安について気にかけることはできているか、少しのプレッシャーは良いことだと思うかをテーマとして、教員同士で意見交換が行われた。
【第3回】
タイトル:Sharepoint – Tips for active learning in online and Hy-flex classes
日 時:2021年7月14日(水) 12時45分~13時20分
場 所:Zoomによる開催
講 師:川西 諭(経済学部),Graham Mackenzie(言語教育研究センター)
開 催:上智大学FD委員会・言語教育研究センター共催
参 加 者:11名(講師・ファシリテーターを除く)
内 容:
当セッションの目的は、オンライン授業及びハイフレックスの授業においてアクティブラーニングを取りいれる際の課題とそれに対する対処法に関する情報交換の場を作ることだった。
まず初めに講師よりJamboardの使用方法、意見交換の方法について説明があった。
その後、参加者を3つのグループに分け、オンライン授業やハイフレックス授業でアクティブラーニングを行う上での問題点の共有を行い、そのうえでその問題への解決策を提案しあった。
その後、3つのテーマ(「Active learning in Hy-flex class.」「Active learning through bilingual group discussion.」「How to encourage students participation in general.」)を設け、参加者は興味のあるテーマに参加をしてさらに意見交換を行った。